少人数結婚式の費用は?相場から全体の流れまでわかりやすく解説
少人数結婚式の費用は?相場から全体の流れまでわかりやすく解説
最近は、経済的な理由やゲストへのおもてなしを重視して、少人数結婚式をおこなう人が増えています。
- 盛大にやるとお金がかかってしまうから、ささやかな式にしたい
- 親しい人だけを呼んでアットホームな温かみのある式がしたい
だいたい10〜40人の親しい人だけを招待しておこなう結婚式を、少人数結婚式と呼びます。
ゲストの人数を増やすために関係の薄い人でも招待し、派手に結婚式をおこなうやり方は、時代遅れなのかもしれませんね。
とはいえ、「一般的な式となにが違うの?」「費用はいくら抑えられるの?」など、わからないことも多いと思います。
このページでは、「少人数結婚式にかかる費用と節約術」から「全体の流れ」について紹介していきます。
■目次
少人数結婚式にかかる費用の相場はいくら?自己負担額は?
少人数結婚式には、盛大にやらないぶん費用を抑えられるメリットがあります。
人数別の費用相場からご祝儀、自己負担額について、表にまとめましたので参考にしてください。
ゲストの人数 | 費用 | ご祝儀 | 自己負担額 |
---|---|---|---|
10人 | 59万円 | 33万円 | 26万円 |
20人 | 118万円 | 66万円 | 52万円 |
30人 | 177万円 | 99万円 | 78万円 |
40人 | 236万円 | 132万円 | 104万円 |
朝日新聞に掲載されていたリクルートブライダル総研の調査によると、一般的な結婚式にかかる総額は357.5万円、自己負担額は142.8万円が平均です。
それに比べてゲストの人数が少ない少人数結婚式は、費用や自己負担額をかなり節約できることがわかります。
式場に料金を割引してもらうための裏技を使えば、自己負担なしで少人数結婚式をおこなえる可能性があります。
結婚式の質を落とさずに、料金を安くしてもらう方法を紹介していきますので参考にしてください。
式場割引サイトを利用すると料金を安くしてもらえる
これから結婚式をする人は知っておかないと損をする情報なのですが、式場割引サイトを通すと100万円以上安くしてもらえる特典があります。
特に渡辺直美さんがCMに出演しているハナユメは、割引額が大きいことで有名。
40人以下の少人数結婚式でどのくらい割引してもらえるのか、実例を紹介していきます。
ケース1
式場名 | 割引額 |
---|---|
GRANDARCHE WEDDING HILLS(グランダルシュ ウエディングヒルズ) | 最大141万円 |
ケース2
式場名 | 割引額 |
---|---|
グラン ブリエ 東京 | 最大109万円 |
式場の下見にいくだけでも50,000円分の商品券がもらえるので、いくら安くなるか知りたいという人はチェックしてみてください。
ハナユメの公式サイトはこちら→(https://hana-yume.net)
以下の記事でもハナユメについて詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
挙式のみにするとさらに安くなる
さらにお金を節約したいカップルは、挙式のみの結婚式を検討してみてもよいかもしれません。
挙式のみの結婚式にした場合の費用相場は、だいたい15〜30万円。
披露宴をおこなわないぶん、かなり安く抑えることができます。
家族や友人とゆっくりと顔を合わせることはできませんが、一つの選択肢として知っておきましょう。
そもそも少人数結婚式と一般的な結婚式はなにが違うの?
そもそも少人数結婚式と一般的な結婚式はなにが違い、どこで費用の差が生じるのでしょうか。
結論から言いますと、大きな違いは披露宴をおこなうか、会食で済ませるかの違いになります。
それによって、費用やゲストの人数などに差が生じます。
少人数結婚式 | 一般的な結婚式 | |
---|---|---|
式の流れ | 挙式→会食 | 挙式→披露宴 |
招待するゲスト | 親族・親しい友人・恩人など | 親族・友人・職場関係・恩人など |
費用 | 60〜250万円 | 250〜600万円 |
準備期間 | 1〜3ヶ月 | 半年〜1年 |
当日の式にかかる時間 | 2時間程度 | 2時間半〜3時間 |
会場 | レストラン・専門式場など | 専門式場・ゲストハウス・ホテルなど |
ゲスト人数が40人を超えるのであれば披露宴をおこなうのがベター
本当に親しい人だけを招待したとしても、40人以上になりそうなのであれば、披露宴をおこなう一般的な結婚式がよいでしょう。
40人超…一般的な結婚式
では、少人数結婚式はどのような流れでおこなうのか解説していきますので、ゲストが40人以下かつ披露宴をやらない人は参考にしてください。
(結婚式の規模は小さかったとしても、披露宴をおこなう場合については、一般的な結婚式と同じ流れになります。)
少人数結婚式の流れ 〜ゲストとの交流を大切にしよう〜
「形式的なことはしたくない」と思われる人もいるかもしれませんが、親しい人だけだからといって式の流れを曖昧にしてしまうと、飲み会の延長のような雰囲気になってしまいます。
少人数結婚式の良さを活かしつつ、しっかりとプログラムを決めておきましょう。
では以下の3点に考慮した、少人数結婚式の基本の進め方を紹介していきます。
- ゲストとの交流を重視する
- 演出をいれないと間がもたない可能性がある
- ウェルカムスピーチなどの基本を省くと、ただの飲み会になってしまう
親族紹介
挙式をおこなう前に、親族だけで集まって挨拶や記念撮影をおこないます。
新郎新婦が挨拶から同席するかどうかは自由ですが、アットホームさを大切にしたいなら参加したほうがよいと思います。
友人など他のゲストも招待する場合、親族には早めに集まってもらうことになります。
他のゲストと親族は集合時間が異なりますので、注意してください。
挙式
親族紹介が終わったら、新郎新婦は登場に備えて別の部屋で待機します。
ゲスト全員にチャペルへ入ってもらい、新郎新婦が登場して挙式をおこないます。
パーティ会場へ移動
挙式が終わったら、会食へと進みます。
ここでも、先にゲストに会場へ入ってもらいましょう。
新郎新婦の登場
パーティ会場にゲストが揃ったら、新郎新婦が登場します。
登場シーンは盛り上がるので、結婚式が小規模だったとしても、やったほうがよいと思います。
新郎からのウェルカムスピーチ・乾杯の挨拶
参列してくれたゲストへの感謝を、新郎からのウェルカムスピーチで伝えます。
そのあと乾杯の挨拶がおこなわれ、みんなで食事の時間を楽しみます。
乾杯の挨拶は、職場の上司や恩人にやってもらうのが一般的ですが、招待客にいなければ親族から選んでください。
親族から選ぶ場合は、両親とも相談しつつ、事前にお願いしておきましょう。
演出
しばらく食事の時間を楽しんだら、演出をおこないます。
少人数結婚式の場合、会場の設備などの関係から、あまり派手な演出はできないケースがほとんどです。
ゲスト全員で楽しめる演出については、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
両家代表挨拶・新郎からの挨拶
式の最後は、両家代表挨拶・新郎からの挨拶で締めます。
両家代表は、新郎の父がつとめるのが一般的です。
新郎の挨拶では、あらためて式を挙げられた感謝をゲストに伝えます。
会場はどうやって選ぶ?少人数結婚式に対応してくれる式場を見つける方法
少人数結婚式は、レストランや専門式場でおこなうのが一般的になります。
遠方からきてくれるゲストのためにホテルでおこなうのも一つですが、100人以上の大人数結婚式に対応する作りになっていることが多く、少人数には向きません。
あまり広い会場を選んでしまうとスペースが余って寂しい印象になってしまうからです。
では、どうやって探せばいいのかというと、上述でも紹介したハナユメ(https://hana-yume.net)のような式場検索サイトを利用します。
ゲストの人数を指定できるので、少人数結婚式に対応してくれる式場だけを表示することができます。
わざわざ式場に問い合わせるのは大変ですので、一括で条件を絞り込める検索機能を活用して、効率的に探しましょう。
少人数結婚式でも礼儀は大切!招待状は必ず作成しよう
「親しい人だけだし、費用を節約するために招待状を送らなくてもいい?」と考える人もいますが、親しき仲にも礼儀ありということわざがある通り、招待状を送るのは最低限のマナーです。
わざわざ時間やお金をかけて参列してくれるゲストに対して、誠意を持って招待状を送りましょう。
数も多くありませんので、手作りするのがおすすめです。
下記の記事で簡単に招待状を作成できるアプリについて紹介していますので、合わせてご覧ください。
席次表も作成しておこう
席次表についても、作成しておきましょう。
席次表があれば、新郎新婦との関係性がはっきり分かり、ゲスト同士で話しやすくなるからです。
たとえば誰なのかわからないと挨拶しづらいですが、「新郎のお父さん」とわかれば、挨拶しやすくなります。
また、親族紹介だけでは名前を覚えられないので、これから付き合っていく両家の名前を親族同士で覚えてもらうためにも、形に残る席次表は作成しておいたほうがよいでしょう。
少人数だからといって、席次表は省略するべきではないということです。
席次表作成のポイント
- 新郎新婦の近くから、職場、友人、親族、兄弟、両親の順に配置する
- 新郎新婦とゲストの距離が近くなるように配置する(丸テーブルより長テーブルを選ぶ、新郎新婦もゲストと同じテーブルに座る、など)
- 間柄までしっかり記入する
- 人数が少なく、余白が気になるようであればイラストや顔写真などでデコレーションすると◎
この場合どうなる?少人数結婚式によくある疑問を解消!
少人数結婚式だからこそ、どうすればいいかわからない点もあると思います。
よくある疑問に答えていきますので、参考にしてください。
引き出物なしでも良い?
会費制にするなら引き出物なしでも良いかもしれませんが、ご祝儀をもらうのであれば引き出物は必須です。
金額を抑えたければ、安くて良い品を自分たちで探しましょう。
カタログギフトは引き出物の定番ですが、値段がバレてしまうため、ランクを下げての用意は避けるのがベター。
親族だけ招待するのもあり?
親族のみで結婚式をおこなっても、何の問題もありません。
ただし友人に対しては、身内だけで結婚式をおこなう旨を伝えておきましょう。
また親族をどこまで呼ぶのかについては、両家の事情などもありますので、両親と話し合ってから決めてください。
受付は誰にお願いすればいい?
受付は、友人を呼ぶ場合は友人に、呼ばない場合は兄弟・姉妹にお願いしましょう。
どうしても受付をお願いする人がいない場合は設置しなくてもいいですが、「受付はないので、そのまま待合室にいてください」など、事前にゲストへ連絡しておく必要があります。
知らせておかないと、受付をしなくてもいいのか心配させてしまうからです。
また、いつご祝儀を渡せばいいかについても困ると思いますので、ゲストが到着したタイミングで両親から挨拶にいってもらうなどして配慮しましょう。
お色直しをしたいけど、やらないほうがいい?
少人数結婚式だからといって、お色直しをおこなってはいけない決まりはありません。
ただし自己負担額が増えてしまうため、当日は1着にして、前撮りで希望の衣装を着るケースが多いようです。
式場割引サイトのハナユメを利用すれば、結婚式費用を安くしてもらうことができ、お色直しを諦めなくて済むかもしれませんよ。